木造住宅の大敵、シロアリについて
木材劣化の要因を大きく占めるのが、
・湿気雨漏りなど外部環境により活発となった木材腐朽菌により木部が腐ること。
・キクイムシなど建物を劣化させる害虫類に蝕まれること。
・私達が気づかないうちに被害が進行しているシロアリによる食害があげられます。
乾材を好み、家に被害をもたらすシロアリ
■シロアリの分布
- シロアリの特徴
- ヤマトシロアリ、イエシロアリ、外来種アメリカカンザイシロアリが被害の中心です。中でも最近被害が拡大しつつある、アメリカカンザイシロアリの特徴は
- 乾材を好み、たくさん巣を作る
一度被害が始まると駆除は困難を極めます - 木造住宅で使用頻度の高い「ヒノキ」をよく好む
スギやマツなども例外ではなく好みます - 被害の進行に気付くのが難しい
発見まで5年以上かかることが多いようです
アメリカカンザイシロアリ被害のサイン
- 糞粒が出ている
- 出窓、窓枠、巾木などの周囲や、玄関の扉枠の下に顆粒状の固まりがあれば、シロアリがいるサインです。よく見ると俵状で6本のスジが入っています。
- 羽アリが出る、羽が落ちている
- 毎年6月頃から一斉に飛び始め、新しい住処を見つけます。頭が茶色で、黒い体の羽アリが飛び始めたら要注意です。また、部屋の中などに羽アリの羽が落ちていたら被害が始まっているサインです。
アメリカカンザイシロアリによる被害
シロアリに蝕まれた木材①
シロアリに蝕まれた木材②
畳の被害
シロアリの糞粒