突然の屋根の雨漏りに!室内でできる応急処置法と修理業者を呼ぶ前にやっておきたいことをお教えします!
おうちの診断 | 投稿日:2019.08.08
こんにちは、オオサワ創研の伊藤です。
また今年も台風のシーズンがやってきましたね。
昨年7月の西日本豪雨災害で、呉市は甚大な被害を受けましたが、このような大きな豪雨や台風がくると増えるのが屋根の雨漏りです。
天井や壁にシミができたり、水滴が落ちてきたりと、ある日突然屋根の雨漏りに気付いた場合、どのように対処をすればよいのでしょうか。
今回は、こうした雨漏りの際の応急処置法をお教えします。
(1)安全確保
まず、一番大切なのは、安全の確保です。
天井の崩落も考えられるので、雨漏りによる水の重みで天井がたわんでいないかを確認してください。
特に台風のときは、できるだけ外に出ずに室内でできる応急処置でとどめておきましょう。
転落などの恐れがあり危険ですので、間違っても屋根に登らないようにしましょう。
(2)応急処置
水滴が落ちている場合は、バケツなどで水を受けてください。
天井裏に上がれるのであれば、新聞紙やビニールを敷く、捨ててもいいタオルや毛布などで水分を吸収させるなどして水漏れを防ぎましょう。
天井裏で雨漏りの被害を抑えることができれば、天井クロスの張替えなどにかかる費用が抑えられることがあります。
天井に水が溜まってクロスがたわんでいる場合、細い針などで穴を開け、水を落としておくと良いでしょう。クロスが支えきれなくなると、天井全体のクロスが落ちてしまうことになってしまいます。
(3)プロ(修理業者)に頼む前に調べておきたいこと
・雨漏りに気づいたのはいつか?
・台風や風の強いときだけか(年に1回だけの人もいる)
・築年数
・屋根の素材(瓦、平たい屋根なのか、など)
・階数
・雨漏り箇所
・火災保険に加入しているか
これらの情報がしっかりしていると、雨漏りの原因を特定するために役立ちます。
また、プロに修理を依頼する際、雨漏りの状況を見るために、天井裏を確認することになります。
これらをあらかじめ調べておいて伝えるとともに、押入れなど天井裏を確認できる場所は荷物をよけておくと、調査がスムーズになります。
台風や暴風雨によって屋根や外壁などに被害を受けた場合、火災保険に加入していればその保険で修理できる場合が多いので、この機会に加入している火災保険をチェックしてみることもお忘れなく。
次回は、どのようなケースなら火災保険が適用できるのか、また、火災保険を利用する場合にやるべきことを詳しくご説明します。
【お盆休みのお知らせ】
8月11日(日・祝)~15日(木)の5日間はお盆休みとさせていただきます。
8月16日(金)より通常通りの営業となります。