大切なお家を守るために必要なことを知ってますか? パート②
おうちの診断・その他 | 投稿日:2018.02.12
皆さんこんにちは!
すいせん工房 焼山店 店長の三島です。
今回は、お家の木材をダメにしてしまう、「主な原因」についてお話しします。
「木材腐朽菌や、シロアリの危険性について」
「木材腐朽菌」が放つ独特なにおいを嗅ぎつけて、
更なる外敵がやってきてしまう事も多々あります。
その外敵とは大切なお家の木材をむしゃむしゃ食べてしまう
「シロアリ」です!!
家の床下が、「木材腐朽菌」により、腐って強度が弱くなるだけではなく、
シロアリに食べられてしまうと、お家を支えておくことも不可能になりますよね…。
では、こんな外敵から、どうやってお家を守れば良いのでしょうか。
「シロアリが住んでいるのは、どうやったらわかる?」
ズバリ「床下点検をする!」が一番早い方法ですが、
お家の床下に潜っていくのは、なかなかできないですね。
狭いし、暗いし、汚れるし…。
そこで、誰でも簡単に点検が出来る方法をお教えいたします。
①外に出て、お家の基礎部分(特に換気ダクトの付近)を見てみる
シロアリは、地下に住む生き物で、光を浴びると死んでしまいます。
家の外から侵入する場合、基礎部分に土を盛って「トンネル」をつくります。
これが「蟻道」と呼ばれる、シロアリがお家に侵入した証拠です。
②お家の中の廊下や、洗面所の床・トイレの床を踏んでみる
「ギシギシ」と音が鳴ったり、「ブヨブヨ」とへこんだりしていませんか?
その原因として考えられる主な原因は、木材の劣化です。
湿気による「腐れ」で木材の強度が弱くなり、
音が鳴ったりへこんだりしてきます。
「腐れ」があるという事は、そこにめがけて「シロアリ」が
浸入している可能性もあります。
③シロアリのフンや、ハネアリの羽などを探してみましょう
「シロアリ」は木を食べると、当然にフンをします。
とても小さく、砂粒ほどの大きさですが
一カ所にまとまっていることが多いので見つけやすいです。
さらに、「シロアリ」の次のエサ場を求めて、
大量の「ハネアリ部隊」が、床下の巣から飛び立っていきます。
その時に羽が落ちることもあります。
フンや羽を見つけたら、急いで「床下点検」の依頼をしましょう!
「さらに、色んな種類のシロアリがいて、好む場所も違います!」
日本で最も多く確認されている「シロアリ」は、
「ヤマトシロアリ」・「イエシロアリ」の2種類です。
主にお家の床下に巣をつくり、腐りかけの、
湿った柔らかい木をムシャムシャ食べます。
しかし、現在では「アメリカカンザイシロアリ」という、
乾燥した木材をバリバリ食べる外来種もいます。
本場アメリカでは、さまざまな駆除方法があるそうですが、
予防対策としては、「ホウ酸施工」が最も採用されています。
※燻蒸(くんじょう)処理といって、建物をすっぽりと覆ってしまい、
毒ガスを入れて退治する方法。アメリカと違い、日本は隣家が近いのでほぼ施工不可能。
次回「パート3」では、「シロアリを退治する方法」についてお話しします。
ご愛読いただき、ありがとうございました!
次回も、よろしくお願い致します。