洗面器の素材について
洗面室 | 投稿日:2018.01.06
オオサワ創研のスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
すいせん工房の市塚です。
本日は、洗面器の素材についてご紹介いたします。
洗面器(洗面ボウル)
洗面器とは、手や顔を洗う時に水や湯を入れる(受け止める)容器です。
洗面ボウルと呼ばれることもあります。カウンターと一体化しているものや
壁に直接取り付けている商品も存在します。
陶器製の商品が主流でしたが、近年ではFRP(強化プラスチック)や
人造大理石等も使われており選択肢も多様。
今回はそういった洗面器の素材について、いくつか紹介します。
陶器
古くから馴染みのある素材で手触りが良く、
硬度があるため傷がつきにくい特徴があります。
また、陶器ならではの独特な美しさもあり、高級さを感じられて手入れも簡単。
陶器は割れやすいと言われますが、一般的に洗面所で使うものなら
落としてもそうそう割れることはありません。
とはいえ重い物が落下すると割れる可能性があることは覚えておきましょう。
FRP
「Fiber-Reinforced Plastics」の略で、繊維強化プラスチックとも言います。
ガラスを融かし繊維状にしたガラス繊維等をプラスチックの中に入れ、
強度を高めています。特徴としては他の素材で作られたタイプに比べて安価である点。
耐久性も高いため使いやすいかと思います。
ただし、どうしても経年劣化は避けられないので10~15年も経てば汚れが目立ってくるかと思います。
人造大理石
天然の大理石を砕き、セメントや樹脂で固めたものを人造大理石と言います。
天然の大理石は頑強で見た目にも美しいですが、その分金額は高め。
対して人造大理石は天然の大理石と比べて安く購入できます
(あくまでも天然に比べれば、ですから例えばFRP製の商品等と比べた場合は高くなります)。
しかし色染みしやすい、素材にもよりますが熱に弱いといったデメリットも存在します。
ホーロー
鉄の表面に上薬(うわぐすり。ガラス質の薬品)を塗布して高温で焼き付けた素材。
鉄とガラスを焼き付けることで割れにくく、さびにくい特徴があります。
熱や汚れにも強いですが、もしガラス部分が割れると
剥き出しになった鉄部分はさびやすくなります。
また、ホーローを素材として採用しているメーカーは少なく、お値段も比較的高めです。
参考URL:タカラスタンダード株式会社
http://www.takara-standard.co.jp/product/enamel/index.html
まとめ
ここまで簡単に素材ごとの特徴を紹介しましたが、
普通に手洗いや歯磨きをする分にはどれを選んでも不具合なく利用出来るかと思います。
しかしご家庭によっては例えば化粧を落とす、絵の具を洗う等して
掃除の頻度が多いといったケースがあるかもしれません。
そういった場合には手入れのしやすい陶器を選ぶ等、
それぞれにあった素材を選んでいただければと思います。
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