入浴中の死亡者数はなんと交通事故死亡者数の約4.5倍!血圧の乱高下を引き起こすヒートショックにご注意!
その他 | 投稿日:2019.11.05
こんにちは、オオサワ創研の伊藤です。
本格的な冬到来を前に、お住まいの冬支度は万全でしょうか?
古い木造住宅は寒さがこたえるという話をよく聞きますが、これからの時期、特に気を付けたいのが、住まいの「ヒートショック対策」です。
ヒートショックとは、家の中での急激な温度変化によって、血圧が大きく上下して、健康被害が起こること。
失神を起こしたり、ひどい場合には心筋梗塞・脳梗塞を起こしたりすることもあります。
暖かいリビングから寒い廊下やトイレに移動したり、冷え込みの厳しい脱衣所や浴室から急に熱いお湯に浸かったりしたときに起きやすく、これからの季節は特に注意したいものです。
厚生労働省の2014年の調査によると、ヒートショックによる入浴中の死亡者の数は年間約1万9,000人。
この数字は、年間の交通事故による死亡者数のなんと約4.5倍を超える数字になり、そのうち65歳以上の高齢者が大半を占めているといいます。
このヒートショックを防ぐためには、室内の温度差をなくすことが大切です。
急激な温度差によってからだに負担がかかることが原因なので、家の中を温度差のない状態にしてやれば、ヒートショックを起こす可能性は少なくなります。
簡易的に対策をするなら、トイレや洗面脱衣所、浴室など、特に冷え込みの厳しい場所に暖房を設置する方法もありますが、根本的な対策をするのであれば、
住宅自体の断熱性を高めるような断熱リフォーム工事を行うことをおすすめします。
断熱性が高ければ、室内の熱が逃げにくくなり、気密性が高ければ、暖房が家全体に効いてきます。
壁や床に加え、床下基礎の断熱性も高めればさらに万全です。
11月12日の投稿では、具体的にリフォームでどのような断熱工事ができるのかをご紹介します。