オールアース住宅

オールアース住宅ってなあに?

誰もが毎日毎日たくさん使う電気、
その電気の副作物が電磁波です。

現代の住まいは電気が溢れ、家電製品ばかりでなく、建物そのものから電磁波が発生しています。

私達の生活になくてはならない電気を、その副作用である電磁波の影響を受けずに、賢く上手に利用するための方法がオールアース住宅です。

オールアース住宅

どうしてお家から電磁波が出るの?

「廊下や玄関もお洒落なダウンライトにして、ダイニングやリビングも主照明の他にダウンライトをつけて
落ち着いた雰囲気も演出したい」
「ここにも照明があった方が便利だな、スイッチも2、3箇所欲しいな」
「たくさんの家電製品用にコンセントもあちこちにあった方が便利だし」etc…

増える屋内配線
増える屋内配線

機能的で便利になればなるほど、照明やコンセントに供給される屋内配線も増えてきます。今のお家はなんと1軒で平均950m近くもの配線が入っています。ほぼ1kmです。家電製品の電源コードと同じものが床下や壁の中に1km近くも入っているのです。

布団を敷く床のすぐ下、ベッドや勉強机を配置する壁のすぐ内側。ありとあらゆるところに配線が入り、床、壁から家電製品と同じくらいの電磁波が発生しています。

屋内配線事例

家電製品からはどれだけ電磁波が出ているの?

■家電製品の電磁波発生状況 ※単位:V/m(ボルト・パー・メーター)

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況

デスクトップパソコン:350V/m

家電製品の電磁波発生状況

ノートパソコン:700V/m

家電製品の電磁波発生状況

冷蔵庫:500V/m

家電製品の電磁波発生状況

電子レンジ:240V/m

※測定レンジ 0~2000
※代表的な家電製品の平均的な数値です。数値は製品によって異なります。

安全な基準ってあるの?

国内の電磁波ガイドラインは送電線を基準としたものとなっており、家庭内の電気製品等については対象としておりません。
しかし、環境先進国スウェーデンでは家電製品から発生するパソコンの電磁波を規制したガイドラインがあり、オールアース住宅はこのガイドラインを基に、住まいのセーフティーガイドラインを設けています。

※25V/m以下
(スウェーデンMPR-II 1990年制定)

安全に家電製品を使うにはどうしたらいいの?

電磁波の影響を受けず、安全に家電製品を使用するにはアースが有効です。電子レンジや冷蔵庫、洗濯機は感電防止のためアースをとっていますよね?実はあのアースが電磁波も抑制してくれるんです。

オールアースポイント

直接触れて使用するパソコンは必ずアースをしましょう!
デスクトップパソコンは電源プラグが必ず3極(1極がアース)になっています。アースがとれるように各部屋に一つはアースコンセントを設置しましょう。ノートパソコンはアース線のついていない製品がほとんどですが、アースターミナル付アースコンセントを設置することで、アースをすることができます。

(例)ノートパソコンのアースの接続方法

アースターミナル付アースコンセントのアース端子と、ノートパソコンの金属部分を銅線でつなぐだけです。筺体(きょうたい)と言われる金物で覆われている家電製品は金属部分にアース線を接続することでアースをすることができます。
電気毛布やホットカーペットなど本体が繊維でできているものはアースすることができません。

ノートパソコンのアースの接続方法

屋内配線から発生している電磁波の対策はどうすればいいの?

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況 ※単位:V/m(ボルト・パー・メーター)

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況

床:184V/m

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況

196V/m

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況

床:320V/m

一般的な住宅の床、壁からの電磁波発生状況

壁:270V/m

※測定レンジ 0~200 ※強いところでは300V/m近くになることもあります。
※代表的な家電製品の平均的な数値です。数値は製品によって異なります。

床、壁内部を走る1km近い屋内配線の影響で、床、壁からは家電製品同様の電磁波が発生しています。対策をするには家電製品同様アースが有効ですが、アースは金属で囲まれたものや金属素材でないと意味がありません。
そこで、以下のような対策が必要となります。

オールアースポイント

オリジナルの導電性繊維を床、壁の内部に施工し、アースをすることで、屋内配線から発生する電磁波をシャットアウトします。
床はフローリングや畳の下、壁はボードを貼る前にシートを施工していきますので、竣工後は見えなくなり、美観を損なうこともありません。

導電性繊維によるアース処理の仕組み
シート加工による効果

アースさえすれば安全なの?

以下の点をご注意ください。

電気式の床暖房

電気式床暖房(ヒーター線、面状発熱体)はアースでは対策のとれない種類の電磁波が発生します。床暖房は電磁波が発生しない温水式土壌蓄熱式を選択しましょう!
※土壌蓄熱式は電磁波は発生していますが、発生源から床面までの距離がとれるため、室内での影響はほとんどありません。

電気の引込から分電盤までの幹線

床暖房同様、アースをしても対策のとれない種類の電磁波の発生源がもう一つあります。それは、家中の電気が流れる電気の引込から分電盤までの幹線と言われる太い配線です。この幹線が寝室や子供部屋など長時間過す居室の床下を通らないように配慮しましょう!※幹線からの電磁波はオールアースのシートを施工しても抑制できません。

アースのチェックポイント

電磁波って何?

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