【Q&A】日本の住宅寿命は外国に比べてなぜ短い?家を長持ちさせるためには木材劣化対策を!

【Q&A】日本の住宅寿命は外国に比べてなぜ短い?家を長持ちさせるためには木材劣化対策を!

こんにちは、オオサワ創研の伊藤です。

 

今回は、先月の【Q&A】(https://www.sooken-reform.com/staff-blog/q-a-10/)に引き続き、「木材劣化対策」に関連する【Q&A】をご紹介します。

 

Q.木材を丈夫に保つ方法はありますか?

はい、あります!

いくら高気密・高断熱で、省エネにすぐれていたとしても、家の骨である木材が腐ってしまったり虫に食われたりすると、本来の強度が出なくなります。

阪神淡路大震災では倒壊した家がたくさん出ましたが、そのうちの約9割にシロアリや腐れの被害があったことがわかっています。

つまり、木材を丈夫に保つには、虫に食わせない、腐らせない用意をすることが必要です。

オオサワ創研では、シロアリ・キクイムシだけでなく、木を腐らせる腐朽菌にも半永久的に効く「ホウ酸処理」という工法を採用して、木材劣化対策を行っています。

 

Q.「ホウ酸処理」というのはどんな工法ですか?

ホウ酸処理は一度処理を行うと、再処理をしなくても半永久的に効果が持続する木材劣化対策です。

日本では2012年長期優良住宅に使用することが認められたばかりですが、欧米では1980年代、オーストラリアでは1930年代からこの工法が使われており、世界では以前からホウ酸を使った処理が常識となっています。

一方で、日本では今も殺虫剤処理による木材劣化対策が主流となっています。

 

 

Q.「ホウ酸処理」と「殺虫剤処理」ではどちらが良いのですか?

殺虫剤は空気中に揮発するため3~5年で効果が薄れます。

そのため、約5年おきに再処理が必要でランニングコストが掛かります。

また、農薬と同じ成分が含まれる殺虫剤の散布による人体への影響も気になるところです。

ホウ酸処理は、家の内部であれば水で成分が流れることがありませんので、半永久的に効果が続きます。

ホウ酸は、長期間再処理が不要ということ、自然素材なので人体に安全なことがメリットとして上げられます。

 

来月のQ&Aでは、近年、広島県でも被害が発生しているアメリカカンザイシロアリの予防と対策について詳しくご説明します。

どうぞお楽しみに。

 

▼今回の動画はこちら▼

【木材劣化対策】

第二講 木材を腐らせない為に

https://www.youtube.com/watch?v=Qk6uBijscXE&feature=youtu.be

 

▼関連動画(バックナンバー)はこちら▼

【木材劣化対策】

第一講 家を長持ちさせる為に必要なこと

https://www.youtube.com/watch?v=qrVCUTfZFcU&feature=youtu.be

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