シロアリに関する豆知識④ 近隣でシロアリ被害があったとき
その他 | 投稿日:2017.08.10
こんにちは、オオサワ創研:焼山店 ショールームスタッフの加藤です。
いつもブログをご覧いただきましてありがとうございます。
①ではシロアリ被害のセルフチェックをご紹介しました。
今日はセルフチェック3つ目【近隣でシロアリ被害があったとき】を詳しくご説明します。
シロアリの種類
シロアリは大きく2種類に分かれます。
地下シロアリと乾材シロアリです。
地下シロアリとは・・・
地下(土の中)から建物の基礎や土台などに蟻道(ぎどう)を作って侵入してくるシロアリです。
土の中に巣を作り、水がないと生きていけないので湿気のある場所を好みます。
代表的なのは「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。
乾材シロアリとは・・・
乾いた木材の中にあるわずかな水分で生息できるシロアリです。
一生を乾材の中で過ごします。
海外からの家具や木材の輸入によって運び込まれたと言われており、
木の中に巣を作り、温度や湿度変化の影響を受けにくいとされています。
乾材シロアリで代表的なのは「アメリカカンザイシロアリ」です。
ヤマトシロアリの特色
ヤマトシロアリは日本全国(北海道北部を除き)に生息しており、湿った木材を好み、畳やダンボールも食害します。
被害箇所が巣を兼ね環境が悪くなると移動します。一つのコロニー(巣)に数千~3万匹生息すると言われています。
4~6月頃の雨の降った次の日に晴れると、数百~数千頭がいっせいに飛び立ちます。
(中国地方ではゴールデンウィーク前後の4~6月頃が発生時期です。)
イエシロアリの特色
イエシロアリは関東以西の海岸線に沿った温暖な地域に生息しており、一つのコロニーに数万~100万頭生息しています。
水を運ぶ能力に長けているので、乾いた木材も簡単に食害します。
「世界最強」の呼び声も高いシロアリです。
イエシロアリの巣は固定的で、巣が移動することはありません。
6~7月の風の無い夕方から夜にかけて、数千~数万頭が一斉に飛び立ち、街灯などの光に集まります。
(中国地方では6~7月頃が発生時期となっています。)
アメリカカンザイシロアリの特色
輸入家具などと一緒に海外から入って来た外来種で、1976年に江戸川区で初めて発見されました。
現在では日本全国に薄く広く生息しています。乾燥材に含まれる僅かな水分だけで生きることが出来、蟻道を作らず加害場所が巣を兼ねます。そこから羽アリが飛び立つので被害は家全体に広がり、壁の中などにたくさんのコロニー(巣)作られるので駆除は困難を極めます。一つのコロニー(巣)は数百から数千頭と言われています。
6〜9月に小規模ずつ何回も発生し続けることが多いですが、暖房が効いている室内では羽アリが1年中発生する事もあります。
(中国地方では6~9月頃が発生時期となっています。)
上記の特色から分かるように、シロアリそのものが移動するケースはあまりないのですが、羽を持つシロアリの羽アリは群飛します。
(※群飛・・・決まった時期に大量に飛び立つこと。多数で群れをなして飛ぶこと。)
ヤマトシロアリは遠くまで飛べる羽の強さを持っていますが、イエシロアリやアメリカカンザイシロアリはあまり遠くまで飛べません。そのため近隣から飛んできた可能性が疑われます。
もし、近隣での被害が報告された場合はお気軽にご相談ください。
シロアリがお家から発見されたのか、されていないのかで対処の方法も変わってきます。
適切な処置をご提案します。
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